世田谷・採集

タウン情報誌
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「世田谷・採集」2012.2.25(3月)号 「載せきれなかった写真ページ」

■「人知れずの世田谷、採集」 池を探して祖師谷

千歳通りと仙川の間に横たわる一帯。釣り鐘とともに池に沈んだ僧侶の伝説を探すうちに、なかば確信犯的に迷子になる。そして前にも後ろにも右にも左にも、日頃通うことのない町が広がる。上祖師谷3丁目と祖師谷5、6丁目。

「立派な石垣」
住宅街を区切るものは、生け垣、塀、壁と
いろいろあるが、こんな立派な石垣があると嬉しい。

「池の畔で陽は傾き始める」
つりがね池公園に着くと、
すでに陽は傾き始めた頃だった。

「空を映す鏡、冬の景色もなかなか」
波もおだやかな水面に映る冬空。
周囲の枝葉も少ない冬故に水面が広く見える。

「傾く陽が畔をあたためる」
この池に日没が訪れるのもあと一時間ほどか。
最後にめいっぱい岸辺を温めているようだ。

「釣りキチにはたまらない気配」
草葉の影からのぞく水面が小さく揺れる。
釣りができる公園だったら、とワクワクする。

「誰か、気の利く人の心遣い」
池をめぐる小道に、木の根を避けた石畳が。
これを作った人の、尊敬すべき心遣いだ。

「とびだし注意だ!」
目の前の墓地は安穏寺。一見おだやかだが、少し先の信号が変わると、どっと車が来る。

「祖師谷神明社にて」
神明社の境内にある庚申様に、年明けからまだ日が
浅かったからか、餅玉がついている。

「日暮れまであとわずか、おわかれの陽」
境内にほぼ真横から、この日最後のお天道様。
境内が黄金色に満ちる様はほんのわずかなひと時の芸術だ。=